志垣豊子のコラム

13.お嫁ちゃんに感謝!夫婦も嫁姑も、もとは他人。

昔〝お嫁ちゃん〟だったおばあちゃんたちは、お嫁ちゃんの気持ちが分かります。

「主人の家に子どもと私だけで行くことはなかったわ。
息子が来ていそいそ嬉しそうな親たちの所について行く方が気楽だったような・・。」

「やっぱり、出発点の緊張感が体のどこかに残っていたのかな。用事がなければ行きませんでしたね。
嫌じゃないけど、居心地がいまいちだったのね」とわが身を振り返ります。

〝お嫁ちゃん〟と一口にいっても立場状況は様々ですが、夫婦だってもとは他人。
まあ、夫婦は好きで一緒になったけれど、嫁姑はこれから好きにならなくちゃという違いがありますね。
そこで、心がけはしているのです。

「一緒の時は〝女ふたりの共同戦線〟を楽しむようにしているわ。お互いの連れ合いをこき下ろして笑うとか・・」
「ウチは女の子がいなかったから、お嫁ちゃんは初めから娘代わり。
ショッピングや映画にも付き合ってもらっちゃう。息子は誰のために結婚したんだろう?って笑ってる」。

そうなんです。好きになるのはムリでも、お互い会う時は笑い合える話題を探して、心を少しずつ開いていこうとしています。

チャンスは意外とやってきます。最近は家族イベントも盛んになって、行き来の頻度は昔より多いみたい。

「お稽古事の発表会にも呼び出されるし、卒園式だ入学式だとおばあちゃんにもお声がかかる。
去年の秋なんか、運動会でマゴとダンスのプログラムがあるからと招集されちゃった。お嫁ちゃんとの連携プレーで、思わぬ親しみが生まれました」
「例えば、爺婆はお金を払う役割なのねというお誘いでも、ここはお嫁ちゃんとタッグが組めると思うと出かけます。
息子への小言をお嫁ちゃんに代わって言って、お嫁ちゃんの味方だから・・と態度に示すのもこんな時。叱られている息子も嬉しそうですよ」

お嫁ちゃん、そんな息子ですが、よろしくお願いいたします!

(次号に続く)
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志垣豊子 しがきとよこ

DreCome60 grannny net 主宰。
2014年春まで、50代女性の異業種交流ネットワーク「50カラット会議」代表。

60代メンバーが増えたのを機会に、娘たちとのコミュニケーションを考えるgranny net
を開設しました。私には娘と息子に、合わせて3人マゴがいます。小学生と中学生。

歳をとるのは誰も初めて。けれど人類の歴史は長いのです。学べることはたくさんありそう。
自分の生き方と共に、娘たちマゴたちが笑って過ごせる日々のために出来ることを見つけたいと思います。

granny netにはいろいろな職業、失敗も含め子育て体験豊かなおばあちゃんがいます。
例えば、医者、料理研究家、建築家、編集者、心理学者、作家、画家、ファッションデザイナー、 市場調査研究者。みんな笑うこと、喋ることが大好き。

いつまでも誰かと一緒にごはんを食べたいと作った本に、『笑ってごはん』(家の光協会刊)も あります。

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