4.「息抜き」は子育ての活力です。協力します!
思い出しても首をすくめる息抜きは、海外でのエルビス・プレスリー公演に出かけたことでしょうか。
母になんと言い訳したかは忘れましたが留守番を頼み、休暇をとり、いそいそ出かけました。
帰ってからの私は幸せで元気いっぱい。ゴキゲンな子育てに戻りました。
「息抜き」は、体の疲れだけでなく、心を新しくしてくれます。
気分転換は女性の特技。日々小さな喜びを探して、ああ生きていてよかった!と笑ったりします。
でも、子育ては見えないストレスを溜め込みます。先日も、若いお母さんが「3歳児検診に行ったら、育ち過ぎだと言われちゃって・・」とつぶやくのを聞いてビックリ。
「育つ時も停滞する時もあるのだから育つ時には育っていいのよ」と言ったものの、ただ笑い飛ばしてあげればよかったでしょうか。
ともかく、もっと「息抜き」して下さい。
ほんの赤ちゃんの内は無理でも、ごはんがちゃんと食べられる年齢になったら大丈夫。
月に1度と言わないまでも、たまには大人だけの時間をどうぞ。
協力します。
ただ、息抜きの日に限らず、マゴを預かる・預ける時には「決め事」があります。
口約束でなく、心得て欲しいことをメモにして渡したほうがいい。
預かったおばあさんは、その日の食事や時間の過ごし方を書いて渡します。
これで、娘はだいぶ安心なようでした。
(次号につづく)
—————————————————————————————————————-
志垣豊子 しがきとよこ
DreCome60 grannny net 主宰。
2014年春まで、50代女性の異業種交流ネットワーク「50カラット会議」代表。
60代メンバーが増えたのを機会に、娘たちとのコミュニケーションを考えるgranny net
を開設しました。私には娘と息子に、合わせて3人マゴがいます。小学生と中学生。
歳をとるのは誰も初めて。けれど人類の歴史は長いのです。学べることはたくさんありそう。
自分の生き方と共に、娘たちマゴたちが笑って過ごせる日々のために出来ることを見つけたいと思います。
granny netにはいろいろな職業、失敗も含め子育て体験豊かなおばあちゃんがいます。
例えば、医者、料理研究家、建築家、編集者、心理学者、作家、画家、ファッションデザイナー、 市場調査研究者。みんな笑うこと、喋ることが大好き。
いつまでも誰かと一緒にごはんを食べたいと作った本に、『笑ってごはん』(家の光協会刊)も あります。